2019年1月段階の #函館の論点2019
はじめに
2019年1月2日から3日にかけて、函館市湯川にあるゲストハウス兼バル兼イベント・ライブスペースの「TUNE」さんにて、「ジャンボラボ」という企画を行いました。
告知をかけても大した規模にならないだろうと、最悪1人でこぢんまりとした感じになってもいいやという半ば諦めたムードの中で主催のあだ名であるジャンボという名前を冠したイベント名にしたのでした。
趣旨や内容などはFacebookイベントのページを見ていただくとして、、ヒマになること前提で、寝るまでの時間まで時間を潰すために、今までの数百ほど蓄えてきた案の中から、やりたくてもできなかったネタのいくつかを消化できればなと考えていました。
参加者の方からもあったように、Wikipediaの記事の作成・編集だったりとか、函館の1年・1週間のニュースを振り返る番組作り「Hakodate Update(仮)」などの案もありましたが、今回イベントを開くにあたり、最初にやりたかったコーナーが「函館の論点2019」でした。
函館の論点2019で出ていた話題の多くは、巷で当時の若者等が延々と20年間近く話し続けても解決してこなかったことや、2ちゃんねる(まちBBS)、mixi、Twitter、FacebookなどBBSやSNSで堂々巡りになったり流れて行ってしまった話題です。
そういった話をあえてポジティブに考えてみると、多くの同じ問題意識を持っている人たちで、解決に向かって立ち向かえるということでもあるのではないかと、開催中はそんな話を何度かしていました。
他にも、「かつては問題だったものが既に対策がなされた」「過去に拡散された情報がデマであった」などという訂正情報も意外と巷には伝わらないものです。
そういった、過去に解決せず流れていってしまった問題点・課題や、必要としている人に届いていない情報を何らかの形でまとめる(固定化する)ことで解決に向けていこうというのが、本コーナーの趣旨です。
以後の内容は、基本的にコーナー当日(2019年1月2日・3日)に出た意見とTwitter上のハッシュタグ「 #函館の論点2019 」でに投稿されたツイートで構成しています。
その他の期間のものについては、後ろで触れてはいますが、全てに触れられているわけではありません。若干考え方に偏りがあるかもしれませんが、その時は不備も含めて私まで教えていただけると幸いです。
Twitter:手羽先上司 ( @deckeye )
ジャンボこと中村拓也
当日の会場の様子
(写真)
※【すずめ】写真よかったら使ってください…
【ジャンボ】ありがとうございます。クレジット入れときます?CC-BYでよければそのように
【すずめ】クレジットは私は特に不要でし
各種ソース、関連URLなど
■イベントページ ( Facebookイベント )
https://www.facebook.com/events/561736824305725/
■Twitter #函館の論点2019 まとめ ( togetter )
https://togetter.com/li/1308410
■当日の生放送 (URL打たなくても検索したら出ます)
(1) 190102_ジャンボラボ ( #函館の論点2019 ) 1日目
https://www.youtube.com/watch?v=N3g2MYsFXHU
(2) 190103_ジャンボラボ ( #函館の論点2019 ) 2日目
https://www.youtube.com/watch?v=_GRQfFa9FtA
■本書の場所 ( これを1ページずつ画像化してTOLOTで印刷します )→
https://docs.google.com/presentation/d/1-P6-6fZcXjxwsJakqO7lvuzCTrfKbQZZi-62eNucGAs/
目次
第1部 企画概要
1.1. 企画背景
1.2. 全体の流れと実際
第2部 函館の論点2019
2.1. 観光
2.2. 情報
2.3. 文化
2.4. 食
2.5. 心・マインド
2.6. 市役所
2.7. 前提
2.8. 遊
2.9. 場
2.10. 良
2.11. 安全・辛
2.12. 技術・テクノロジー
2.13. 国際
2.14. 健康
2.15. SDGs 2030
2.16. 働
2.17. 建物
2.18. 公共交通
2.19. 自家用車と公共交通
2.20. 地区別
2.21. その他
2.22. 本イベント運営上の課題
第3部 あと10ページしかない
3.1. コラム「大人しい若者」に対する考察と、函館市民が一体となった事業創造プロセスの提案(文責:藤原 亮)
3.2. 「バス体系新案の懸念点」 (函館産にんじん( @tabininnjinn )さん)
3.3. 開催を振り返って
3.4. 次回以降の予定
3.5. 「Twitterで函館に関わるみんなの声を集めて同人誌にしてみた」
3.6. 2日間のタイムライン
3.7. 個人的にできそうだなと思ったこと
3.8. 最後に
3.9. 奥付
第1部 企画概要
まずは、企画の概要を説明します。
1.1. 企画背景
1.2. 全体の流れと実際
1.3. 思い残したこと
の順に説明します。
1.1. 全体背景
常日頃、主催でもある私ジャンボがSNSで函館での不満点や改善案を目にすることが多く、興味を持っていたのですが、SNSなので情報が流れていってしまったり、各所で同じような議論が出ては消えを繰り返していたのをもったいないと思い一度まとめてみようとしたのがきっかけ。
※【すずめ】何度かまちづくり議論を経験している人にとっては「うんざり」感はすごいあるんだけれども、今回、一般の人からの印象がそれほど悪くなく、定期的にこういうことはやったほうがいいという声もちらほら。不満ぶちまけて終わり、にならないまとめが期待されています。
【ジャンボ】うんざり⇒もったいない にしておきました。どちらもその通りなので。
【すずめ】了解でし
1.2. 全体の流れと実際
開催期間は2日間。
・2019年1月2日 11:00-23:00
・2019年1月3日 10:00-17:00
場所は、函館市湯川町1丁目、函館市電沿線にある「Tune Hakodate Hostel & MusicBal」。
音楽、旅、宿というコンセプトの調和から生まれたゲストハウスで、今回は併設のカフェ・バー・ミュージックバルをお借りして開催しました。
最近湯の川近辺は、比較的若い人が出店してきています。特にここについては、20代が中心になって運営されている稀有な場所。
※【すずめ】写真良かったら使ってください…
【ジャンボ】ありがとうございます!
ここを会場とし、3日間かけて函館の課題や展望、論点をひたすら書き出して紙媒体(報告書や本など)に落とし込んでいく、というものにする予定でしたが、予定の都合上2日間に縮小して行うこととなりました。若干出尽くしていない部分もあるかもしれないですが、ひとまずこの期間で出たものを固定することに。
まずは1日目でひたすら意見を書き出し、2日目でまとめるつもりでした。が、嬉しい誤算といいますか、思った以上に意見が出たので、2日もひたすら意見出しを行い、終盤で紙媒体のための原稿作りとなりました。
結局編集に1か月かかっていますが、お許しください。
※これの著作権絡みをできれば「出典(出所)を書いておけば自由に使える」というライセンスCC-BYをつけておきたかったんですが、ちょっと面倒な感じになりそうです。事前に色々確認しておけばよかった。。。
第2部 函館の論点2019
メインコンテンツ。「#函館の論点2019」です。
2.1. 観光
2.2. 情報
2.3. 文化
2.4. 食
2.5. 心・マインド
2.6. 市役所
2.7. 前提
2.8. 遊
2.9. 場
2.10. 良
2.11. 安全・辛
2.12. 技術・テクノロジー
2.13. 国際
2.14. 健康
2.15. SDGs 2030
2.16. 働
2.17. 建物
2.18. 公共交通
2.19. 自家用車と公共交通
2.20. 地区別
2.21. その他
2.22. 本イベント運営上の課題
の順に得た意見を列挙します。
写真一眼のもの貼り直し
結構長いので、ご注意ください
2.1. 観光
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 函館は鎖国的な文化(T)
- 観光を意識しすぎ、コンテンツを外に出したがらない
- 勝手に人が集まって来る時代は終わっている
- 定番観光スポットばっかりで飽きる
- 函館の隠れたいいものをアピール
- クリーンすぎてつまらない、いかがわしいスポットがない
- 宿泊代とサービスが釣り合ってないのは感じる(T)
- 食のイベントに偏りすぎ
- イベントが増えていること自体は〇
- 出店する側も参加する側も多すぎて疲れてはいないか?
- 夜(閉店)が早い
- 早く寝られるのは健康的?
- 夜、近辺か室内で楽しめるもの(アナログゲーム?)があれば
- 夜早い分、食以外にも朝楽しめるものを増やすとか
- ホテル・旅館のサービス水準に関するトラブルの話をよく聞く
- 人材育成で業界内連携作り
- 観光学科の開設(T)
- 滞在型観光が少ない?(滞在型の方が収益の確保がしやすい?)
- 滞在型観光向けかつ、効力長めの「函館旅するパスポート」を作成する。割引券と冊子も。
- 夜はキャバレーやショーが見れる施設(T)
- 昼はJRAの協力を得てパドックで乗馬体験など(T)
- 公衆便所(経費により取り壊し、和式多数、暗い)
- 新幹線へのアクセスにまだ課題があるように感じる
- 函館の裏夜景
- バスではアクセス不能、かつロープウェイなどもない(T)
- ロープウェイや五稜郭タワー「市民割」がないので行きにくい
◆単純に要望
- 花火、プロジェクションマッピングで派手に盛り上げてほしい
- プロジェクションマッピングはもうどこでもやっているのでそこまで求心力がない。民間から10年ほど前に公民館に投影する提案があったが市が断る。やっぱりチャンスを逃す
- 函館の坂をアピール
- ダムカードのように坂のトレーディングカードを
- インフルエンサーよりも、リピーターにちょくちょくお金を落としてもらったほうが嬉しい
- 裏夜景の魅力増
- ビジュアル重視の照明設置
- 城岱
- きじひき高原
- 桔梗のジャガイモ畑
- 東山CCのゲート開放
- スポットの近隣で商売できるようにすれば経済効果が望める
- 観光船の魅力増
- ホエールウォッチング
- 森町~室蘭航路
- ブルームーンでナイトクルーズ
- 大沼遊覧船
- 花火大会海上観覧船
- 滞在型観光資源を充実させる
- ホーストレッキング
- カヌー
- 登山
- ラフティング
- ガラス細工
- アスレティック
- イカ釣り体験
- 函館の魅力
- 海
- 食べ物
- 温泉
- 手軽にできるマリンスポーツ施設がほしい
- レンタル(道具)充実させてほしい
- 市内の観光客数でなく、観光客の消費額で考えるようにしたい
- 客単価の高い5つ星ホテルを参考にしてみる
- 大衆旅行向けのコンテンツばかり目立つ
- 朝市や海鮮など王道コース
- 大衆旅行の後に来る個人旅行客が楽しめる高単価商品を発掘
◆問い
- 観光で何がしたいかを本当に把握できているのか?
- 滞在型観光に向けてどうすればよいか?(T)
- 滞在型観光には何もしない時間を満喫できる空間が必要(T)
◆補足
- ホテル収容数
- 今まで1万8千人。現在、駅前西部方面に6棟できる予定
- 新函館北斗隣接のホテルの温泉。ドリンク、アメニティ良(T)
- 高級寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」が止まる函館は実はすごい場所なのでは
2.2. 情報
※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- イベント情報の集約・発信弱い(T)
- 告知能力が…。
- インバウンド(海外から日本に来る観光客)対策
- 観光看板、標識対策
- 英、中国、韓国、外国語表記がない
- 最近函館市で予算を付けた
- 案内板的HPの維持
- 地元が潤う、地域でお金が回る仕組みとルール作り
- 函館にある「未知数」(α)にスポットをあてる
- 函館のアクティビティの分かる化・見える化
- 新しい切り口の観光マップ作り・ルート開発?
- 雨の日ルートマップ
- 朝専用ルートマップ
- 函館の飲食店はオープンが遅い(11時半)
- 来客を案内していて困る事がある(T)
- 観光部長は弟さんの力を使え!!
2.3. 文化
◆問題点-改善案
- 市民の娯楽がギャンブル人口割合多すぎ(T)
- 子どもから大人まで楽しめる施設・イベント(T)
- サブカルをどう誘致するか
- サブカルコンテンツを市が協力的ではない(T)
- おいしい話をのがすな(T)
- ラブコールに対して、受け入れ側がザルすぎて受け止めきれてない
- 駅や西部地区にストリートミュージシャンがいない
- 本町の銀行前?地下道など数か所くらいしかやってない
- 演者が来ない=客が来ない+ノリが悪い?
- 初の函館フルマラソンの日に、FFのブラスバンドコンサートが被った。コースを横切る楽団と作曲者の植松伸夫さん...
- 翌年からは函館では開催されず...
◆単純に要望
- 函館にゆかりのあるアーティストはGLAYだけじゃない!
- Active-A
- Maco
- Yuki
- Perfumeの樫野有香も2年ほど住んでいた
- ...以上のアーティストも市として宣伝してほしい
- 地元在住アーティストのPRもお願いします
【すずめ】
サブカルについて、私なりに論点を下記のようにまとめました。
全部反映できないでしょうけれど、参考にしてみてください。
◆サブカルまちおこしについて
- 色々な映画やアニメの舞台となっているのに市が協力的ではない(T)
- 聖地巡礼・キャラクター目当てに函館にきているのは、神尾観鈴(AIR)、薄桜鬼、鉄道むすめなど(T)
- 函館を舞台とした漫画として「ゴロセウム」「スマイリング!」など(T)
- サブカルには当たりはずれも大きい、キャラクターでまちおこしはできないという声も聞いている(T)
- 過去にノエインの聖地巡礼を盛り上げようとしたこともあるが、ノエインは全国的な知名度が低く、函館ではオンエアされていなかった(T)
- 今は、聖地巡礼が一つのスタイルとなっていて、爆発的ヒットでなくても聖地巡礼をコンテンツとして使える(T・補足)
- 例として、弘前市の「ふらいんぐうぃっち」(T)
- ラブライブ!サンシャインはCDの売上、ライブの動員力など爆発的な力をもっていて、のっからないのはもったいない。地元ラブライバー、菊泉さんは聖地巡礼の受け入れにがんばっている(T)
- 誰かに期待しても動きがにぶいのであれば、自分達で動くしかないのでは?(T・複数意見の集約)
- メインカルチャー(歴史・食)をしっかりつくっておけば、サブカルは後からついてくる(T)
- 市民や観光客にパフォーマンスを見せる場所がほしい(T)
- マジック
- 大道芸など
- 都会のように
- コスプレ、音楽イベントを盛り上げてほしい
- はこだてフィルムコミッション
- 函館も札幌のように上手に誘致して欲しい(T)
- 函館の定番の観光地じゃない所も新たに発掘しながら、そういったところをアニメ化してほしい(T)
◆補足
- 函館は充分文化的では?(T)
- 「函館市民オペラ」
- 「函館 子ども歌舞伎」
- 「市民創作 函館野外劇」
- 「はこだて国際民俗芸術祭」があるので...
◆問い
- はこだてみらい館どこへ行く?
【すずめ】
サブカルについて、私なりに論点を下記のようにまとめました。
全部反映できないでしょうけれど、参考にしてみてください。
◆サブカルまちおこしについて
- 色々な映画やアニメの舞台となっているのに市が協力的ではない(T)
- 聖地巡礼・キャラクター目当てに函館にきているのは、神尾観鈴(AIR)、薄桜鬼、鉄道むすめなど(T)
- 函館を舞台とした漫画として「ゴロセウム」「スマイリング!」など(T)
- サブカルには当たりはずれも大きい、キャラクターでまちおこしはできないという声も聞いている(T)
- 過去にノエインの聖地巡礼を盛り上げようとしたこともあるが、ノエインは全国的な知名度が低く、函館ではオンエアされていなかった(T)
- 今は、聖地巡礼が一つのスタイルとなっていて、爆発的ヒットでなくても聖地巡礼をコンテンツとして使える(T・補足)
- 例として、弘前市の「ふらいんぐうぃっち」(T)
- ラブライブ!サンシャインはCDの売上、ライブの動員力など爆発的な力をもっていて、のっからないのはもったいない。地元ラブライバー、菊泉さんは聖地巡礼の受け入れにがんばっている(T)
- 誰かに期待しても動きがにぶいのであれば、自分達で動くしかないのでは?(T・複数意見の集約)
- メインカルチャー(歴史・食)をしっかりつくっておけば、サブカルは後からついてくる(T)
2.4. 食
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 飯は総じて美味い。ラッピ、ハセスト。(T)
- 全国チェーンじゃない地元の食堂をもっと利用しよう!
- 農産・海産・畜産万べんなく良い品質(T)
- 素材はいいのに、フレンチやイタリアンがいまいち(T)。
- 美味い店、本当にないんですかね...?
- 「オヤジ」さんのブログ「函館飲み食い日記」にないか?
- ごっこ汁のナヴァラン風(どうなんde’s) ⇒
- 新鮮な素材をそのまま食べても美味しいというだけだと東京からきたお客さんを満足させられる食文化が育たない(T)
- 新しい食べ物、お土産の開発。ガゴメ昆布、ホヤ。今現在、食されていない水産資源を利用して新しい商品の開発。
- 高い:イカ、鮭、カニ、ホッケ。水温上昇により枯渇?
- 安い:ホタテ、牡蠣
- 新しい:ブリ、ガゴメ昆布・ダルス・アカモクなど海藻類
- 函館は最近ブリがよく獲れる。ブリしゃぶとかして食べると美味しい(T)
- 食い物絡み。新規開発しても当たり外れがデカくリスキー。
- 現状維持しつつ多少方向変えてみる手もある(T)
【すずめ】問題と改善案がセットになっているものを優先して、コンパクトにまとめた方がいい。改善案がなく、問題の羅列になっているものは、あえて改善案をもう一度問いかけてみても良いのでは。すでに改善できている事例でもいい。それが他のエリアにも広まればいい。他都市の事例でもいい。
2.5. 心・マインド
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 成功パターンや事例を知らないからか、否定から入りがち
- 自信(やる気)が出ない環境(T)
- 市政の思考が停止している
- 若者が大人しくなりすぎてしまう
- 若手にチャレンジさせる機会不足(T)
- 自分の町の欠点が見えていない(T)
- ポジティブなエネルギーで満たす
- マイナス発言をせずにプラス方向に考える
- つぶすエネルギーをつくるエネルギーに
- もう一歩前へ
- 歴史を守るだけでなく、自分達で歴史を作っていってもいい!
- 学生が店をやるのに、近隣の応援の声がない
- 近隣に挨拶にいくだけで、だいぶ反応が変わるらしい
- 非公式かつ生産性の低いコミュニティができてしまう。
- そのコミュニティでは制度に関する課題や問題点は提起されているものの、ただの悩みの共有と苦労の共感に尽きてしまい、現実的・具体的な解決策の提案には至っていない
- 商人気質
- 函館はフロンティアだった
- 港町気質
- 公共心が低い(T)
- 函館マナー、函館ルール(雪すて道路に。ゴミの日守らない。運転マナー。)
- 新しい物好きなので商売するのが難しい。
- よそものを嫌いがち
- 排他的。イコールガラパゴス化。時代(過去)に取り残された。既得権益。
- 開拓者魂。他の土地から移住して来た人達を仲間に入れない。排他的。
- 排他性。むしろ無いような気も
- 道南で生まれると東京などに行った後も温かい目で函館を見られる⇔大都市うまれの人たちには見るにたえない函館(T)
- 年配の方は制度や社会通念に縛られ、若い人は制度や社会通念を知らない
- これを逆に捉えると、若い人は制度や社会通念に縛られない独創的な考え方を持っている
- 年配の方は制度や社会通念に精通し、アイデアを現実にするノウハウを各々持っている、、、と捉えることができる
- 「人に使われる」という言動
- 養成チーム設置
- インフルエンサーの育成
- ふるさと情報発信応援団
2.6. 市役所
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- サブカルに限らず行政は一部を除き圧倒的に知識・経験不足なので、おいしい話が来ても、判断できるわけがない
- 市役所内の配置転換のペースが早すぎるのでは?
- 後任の担当が全然興味を持ってくれず、苦労する事例も
- 【すずめ】余談ですが、サブカルでがんばってる街は市議、町議の方ががんばってる気がしますぞ。たしかに市職員は異動があるので、新幹線開業くらいのミッションでないと、何年もその部署につきっきりではいられないかも。
- 市のもっているイメージがイマイチ伝わらない
- 市に一体感ナシ(T)
- そのうち市役所もボロボロになると思うけど、次の市役所庁舎はどこに?
- 現在の棒二森屋の場所に移転すれば、昼飯時に職員が外で食事を取りやすいので中心市街地活性化になる。(今までは、市役所の近くに店がないので、弁当か、市役所地下の食堂くらいでしか食べてないはず。美味いけど)
- 市の対応が上から目線
- 具体的にどの部局の誰?具体例をつみ上げて改善してもらう
- 必要以上に予算削減してないか?
- コストカット以外の評価指標が必要と考える
【すずめ】余談ですが、サブカルでがんばってる街は市議、町議の方ががんばってる気がしますぞ。たしかに市職員は異動があるので、新幹線開業くらいのミッションでないと、何年もその部署につきっきりではいられないかも。
- 若い民間人を市長に変え就任後もみんなで支える- 戸井、恵山、南茅部との合併。
- 行政のメリットは何だったのか。病院赤字等のデメリットも
- エネルギーの街構想
- しょっぱい川水力。上下する潮力発電。恵山を利用した斜めボーリング地熱電、恵山の風車の小型化。太陽光も含む蓄電設備の開発。
- 公民館の事前勉強。質問項目や論点に新鮮味無し!(T)
- 「開港5都市景観まちづくり会議」のことですかね?
- 税の使い道。ハコ物、コンクリートにばかり。もっと住民の生活サービスの為に使って欲しい。
- 補助金に頼ると必要な時に必要な金が出せなくなる。
- 青森と函館
- 青函経済圏の確立、青森だけで無く、東北6県仙台と連携
- 地元にお金が落ちない。資金の流出。
- ホテルもコンビニも地元企業でないので売上は東京に
- 家賃や地場企業に発注したものに関しては地元に落ちる
- 行政による「地産地消」への取り組み
- 地元産食品の「ブランド化」
- 家賃補助は土地、ビルの所有者の懐に入るだけ
- 家賃時補助額分、家賃を上げているらしい
- 結果家賃の相場も下らず皆困る
2.7. 前提
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 街全体に閉塞感(T)
- 日本全体も閉塞感
- 今の世の中閉塞感・縮小があるのが当たり前。
それを前提として我々は何をして行くべきなのか
- 全国的な人口ピラミッドと比較しても少子高齢化が際立つ
- 函館市の人口、1年間に3000人減
- 減少率全国4位(48中核都市)自然死多い
- 七飯・北斗へ居住が流出
- 2030年までに何をするか
- 次の「区切り」は北海道新幹線が札幌に延伸予定の2030年
- 新幹線が通ることにより、平行に走る函館ー小樽間の在来
線がJRの手を離れ、第3セクターの運営に切り替わる予定
- 縮小する都市が未来をつくれるか
- 戻ってこれる街にするには?
- 競争がなければ発展しない
- Greater Hakodate 函館圏
- 「函館市」内だけにこだわらず、函館に来る近隣自治体も
含めて考えてみましょうよ
- 渡島管内、檜山管内、青森(大間を中心とした下北地方)
- 街に思い入れのない人にとっても過ごしやすいようにして
ほしい(T)
- 声を上げやすい場があればいいのかな?
2.8. 遊
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 高校生が遊ぶ所が少ない
- イトヨ(イトーヨーカドー)
- ドンキ(MEGAドンキホーテ)
- ラウワン(ラウンドワン)くらい
- ツタヤ(函館蔦屋書店)
- ラウワン、ツタヤは美原から行くにも遠すぎる!
- 人工的なものを求める人にとっては物足りないかも
- テレビのCMで、札幌・東京にしかないようなものを
見せ続けられているのが地味に苦行
- マクドナルド(1980年台に一度撤退。90年台に再度出店)
- ファミリーマートのベーグル
- 「ここはお風呂の遊園地」サンパレス
- コロコロコミックで出るホビー大会も函館でなく札幌
- ワイドショーでは東京か札幌の情報ばかり
- アウトドア派や「ヨコノリ派」にとっては天国
- 登山
- 釣り
- キャンプ
- バーベキュー
- スノーボード
- スキー
- サーフィン
- ヨット
- 最近はSUPも
- 函館発祥のスケートボード「クルーザー」もある
- カーリング場ほしい(T)
- 街がきれいすぎ。悪い大人のあそび場が必要。
- スポンサーがつくプロスポーツを(T)
- eスポーツの団体をつくる
- 若者の楽しめるテーマパーク
- つま恋、えびすサーキット欲しい。経費かからないように
- 遊ぶところが無いなら作ればいい
- グリーンプラザに「大門スノーパーク」作った人がいたね
2.9. 場
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 函館を「何かしたい」がかなう場所にしたい
- 病院
- 利用者に対して何かできることはないか?
- 大間からも利用者が来ている。遠くから病院に通う人の中に
は函館市中心部まで引っ越している事例もあるようだ
- 第一種感染症指定医療機関の指定をとってほしい
- マグロ・うなぎ等の養殖場 兼、
海上風力・潮力・水上発電施設の設置。集積
- 商店街がシャッター街に。活性化しない
- 総合、医療大学がほしい。美大も、中心地にも
- 駐車場の確保、決済方法の統一・簡素化
- 「界わい感」を作っていきたい
- 徒歩3分圏内程度で回れる凝縮したコミュニティ・商店街
- 昼休みに別の職場の友人と昼食しに行ける距離
- 昼食後にちょっと1件お店に寄れる程度の余裕がある距離
- そうするとコミュニケーションが加速して、情報のマッチ
ングも行われやすくなる
- 散発的に事業を創造する取り組みが出ているのは聞いて
いるが、もっと集約させ「Startup商店街」のような形で
(たとえば駅前などに)大きなインキュベーションスペー
スを設ける
- 場合によっては「集住」も有り
- 「コンテ日吉」でできることはないか?
2.10. 良
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 町会があるところ。もっと若い人も参加してほしい
- 緑の島が色々なイベントに使えるようになったこと
- 黒船からはじまり、GLAYも!
2.11. 安全・辛(つらいこと)
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 子供食堂が開かれるようになった
- 災害対策はどうなっている?
- DV問題の話を最近聞くようになった
- シェルターふやしてほしい(T)
- 離婚率が高い(T)
- あきらめさせる言葉を発する大人(T)
- 市長からして(過度な?)希望を持たせないように発言している
- セクハラ・パワハラが横行している
- 住民の幸福度が中核市45市の中では最下位だった件
- 正確には一部を除く人口20万人以上の中核市42市の中で、
前回の2016年は最下位、最新の2018年は45市中42位
- 生活保護率減。パチンコ屋減。貧困(行政による)?
- うつ病の人、函館に多くない?
2.12. 技術・テクノロジー
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 電子マネー。ices INMOKA、JACCS。QRコード決済など
個人商店に設備無。売上の5%取られる。
- できない人へは費用補助で対応すればよいのでは?
- お金よりも手間の問題(サポートも)
- あとは「やる気」と「きっかけ」
- IT系地図。GoogleMap、OpenStreetMap内容充実を
2.13. 国際化
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 函館空港から海外へ行く人が少ない(T)
- 所得が低いから仕方ないのでは?
- 沢山来た外国人と市民が交流する場が無い。国際交流
- 国際化とは市民が国際社会の一員であることを自覚すること
だと考えているけれど、実情はどうだろう?
- 国際情勢が読めていない市民
- 国際都市の自覚をもっと深く掘る
2.14. 健康
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 大きい病院と公共交通のアクセスを直結。利便性を良く
- 一(いち)障害者としての意見。(T)
- B型事業所は多いのにA型事業所は少ない
- 全国的にも減少傾向と聞く
- 他の障がい者との交流機会が少ない
- 健聴者とのイベントが少ない
2.15. SDGs 2030
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- SDGsと函館の現状を照らし合わせてみる
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます
(※https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/ の内容を転載)
2.16. 働
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- むかしに比べ産業もカネも人もいない(T)
- 景気上向いても賃金上がらず
- 初任給20万以上の街を目指してほしい
- 域内所得。消費を増やす
- なお時給50円upすると1日1件コーヒーにいける
- 仕事が域外流出。イベント仕事を受けられる会社がほぼない
- 観光に関わらない人たちはどうすれば
- 働く場所がない
- 太平洋セメントなどは既にある
- 水産加工が低迷しているので、新しい水産資源が必要
- 若者の雇用拡大の為の農業法人の設置
- 週休2日のサラリーマン農業従事者を育てる
- 介護+スキルupが必要
- むしろ起業支援を促進する
- 既に資金の融資、ノウハウ、人脈・人的援助などがある
- 積極的に活用を
- 函館で働き方の多様性は実現できる?
- 働き方の変化。出稼ぎ(漁など)→ 定住の流れ
- 函館の人はシャイな内弁慶。観光業、飲食業をさける(T)
- 出張客の来る産業を伸ばすべき(T)
- IT開発ビルを中心市街地に
- 未来大生
- 2018年入学者は道南で31名。函館就職者は12名
- 大学院卒者の仕事があればやるのに(T)
- 国が厚生省が発表した障害者雇用を
◆補足
- 神山町(徳島県)。古民家でITのお仕事
2.17. 建物
※(T)はTwitter上の発言を元に記入
◆単純に要望
- 今後再現できない価値ある建物の保存活用
- 棒二森屋(本館+アネックス)
- 解体予定?の学校
- 古民家再生・活用
- 大三坂ビルヂング
- 景観保護条例
- 空き家問題
- 解体費用補助
- リノベーションも、たてかえも、移転・新築も結局コスト次第
- 「解体じゃなくてもリノベーションだって儲けられるよ!」
...とは言えないのだろうか?
2.18. 公共交通
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- IC乗車券導入で利便性向上したのは市電・函バスのみ
- JR・いさ鉄でも使えなくて不便
- 道がせまい
- 市民が歩かない。健康でない(T)
- 函館の玄関に問題(T)
- [151系統 新都市病院前→五稜郭] バスロケでは2つ前のバス停を
出発したはずなのに、10分待っても来ない。もう一度検索した
ら9つ前のバス停を発車したとのこと。バス後退したみたい
- 存在しないバスが出てくる感じ
- 発車時刻、予定時刻とかのデータが揃ってない塊が出てくる
◆単純に要望
- ダイヤ
- 通勤+通学+出張客などの一般客と、観光客利用とのバランス
- 五稜郭駅改良。高架駅化(T)
- ポールスターや市立病院まで簡単に行けるようにしてほしい
- 五稜郭駅と桔梗駅の間に新駅を
- 第2青函トンネルで新在分けるとさらに良くなる
- 東北新幹線内速達化
- コストは?コスト回収は何年くらいで可能?
2.19. 自家用車と公共交通
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 自家用車と公共交通両方のレイヤーを考えた計画作りが必要
- 一方的に「脱・自家用車」とも行かない
- 物流やインフラ維持に道路が必要
- もちろん、公共交通の利用が増えたほうが良い
- 市街地が郊外に拡大し、除雪、上下水道の維持費が増大
- コンパクトシティの必要性はやっぱりアリ?
- 「闇のコンパクトシティ」
- 函館バス
- バス-1時間に2本、終バス21:36。市電-西部地区に住民無
- わかりにくさ(T)
- バス・市電被り問題(T) → 路線バスは今後改変予定アリ
- 土地。ショッピングモールに無料駐車場有り。繁華街に無し
- 繁華街の駐車場は増加中。駐車場代を商店などで補助しては?
- 自転車
- 自転車の良さ、便利さを広めたい。車が無くても生活できる
- 自転車が安全に走れるように自転車通行帯を作って
- 大きい駐輪場が無い。作ってほしい
2.20. 地区別
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- 遺跡群の世界遺産登録の活動、そろそろ断念したら?
- 6回目の挑戦
- 「税金の無駄な投資」と思った
- 税金を投入するのなら、国民の為、人の生活に役立つ
テクノロジーに投入してほしい。
- バーチャルリアリティー(VR)化で価値づくりはどう?
- というか、そんなに活動に税金投入しているの?
- 大船遺跡の中空土偶の価値がわからない
- 野ざらしの穴に対して、他の世界遺産のような「すごい!」
というのを感じなかった。5回も落ちたのはそれが理由では
- 港周辺にいい感じのバイト先がない
- いい感じのバイト ≒ やっていて、かっこいいバイト
◆単純に要望
- 本町の歓楽街一帯の愛称付け(T)
- 下海岸(椴法華、戸井、恵山、南茅部)にスポットを(T)
- 湯川の可能性
- 湯川で飲み歩きのイベントしたい(T)
◆補足
- 【すずめ】地区別は、大門、新函館北斗駅が盛り上がったような気がする。付箋紙では下海岸~縄文の話題も見える。
湯の川(TUNE、クラフトビールのお店、たこ焼き屋さん、etc)にお店が増えてきたのは、知ってもらいたい話題の1つかも…。
【すずめ】地区別は、大門、新函館北斗駅が盛り上がったような気がする。付箋紙では下海岸~縄文の話題も見える。
湯の川(TUNE、クラフトビールのお店、たこ焼き屋さん、etc)にお店が増えてきたのは、知ってもらいたい話題の1つかも…。
2.21. 他
◆問題点 - 改善案 ※(T)はTwitter上の発言を元に記入
- Amazonが翌日に届かない
- 物流改革が必要だし、函館にはその可能性がまだある
- 津軽海峡は、海運の要所。
- 外国船も通るので、停泊地の座を得れば、大きく変わる
◆単純に要望
- アイヌ
- アイヌ集落の変遷に謎が残る
- 第2青函トンネルの設置
- 何年で回収ができるのだろうか?
◆補足
- 海の役所。海上保安庁、自衛隊。税関。
2.22. 本イベント運営上の課題
※(T)はTwitter上の発言を元に記入
◆単純に要望
-「論点」のカテゴライズのデザイン再考が必要
◆補足
- 【すずめ】twitterが盛り上がったのは良かったのでは。年末年始の中でも、ちょうど一番ネット日和だったのかも。
【すずめ】twitterが盛り上がったのは良かったのでは。年末年始の中でも、ちょうど一番ネット日和だったのかも。
第3部 あと16ページしかない
残り16ぺージなので、何が言えるかを考えながら書きます。ネタばらしなどを含めて。
3.1. コラム「大人しい若者」に対する考察
と、函館市民が一体となった事業創造
プロセスの提案(文責:藤原 亮)
3.2. 「バス体系新案の懸念点」
(函館産にんじん( @tabininnjinn )さん)
3.3. 開催を振り返って
3.4. 次回以降の予定
3.5. 「Twitterで函館に関わるみんなの声を集めて同人誌にしてみた」
3.6. 2日間のタイムライン
3.7. 個人的にできそうだなと思ったこと
3.8. 最後に
3.9. 奥付
こんな感じです。
3.1. 「大人しい若者」に対する考察と、函館市民が一体となった事業創造プロセスの提案(文責:藤原 亮)
(※業務連絡:すんません勝手にコラム載せました。もしページ数無かったら削ってもかまいません。)
ちょっと帰省で参加できないのでひとつの意見と提言をここに投げてみます。皆様様々なお考えがあるかと思いますので、ひとつの考え方としてお汲みください。これを契機に活発な議論と対話が生まれましたら幸いです。
***
まず函館市の課題を俯瞰するにあたり、人口構成比を見るのがいいと思う。「函館市 人口ピラミッド」というワードで検索するとすぐに調べられる。全国的な人口ピラミッドと比較しても、函館市は少子高齢化が際立っているのがわかる。実際の感覚とも合っているだろう。
少子高齢化の状況下で生じる様々な現象の中で、「若者が大人しくなりすぎてしまう」ということに着目してみたい。つまり、若い人が何らかの行動を起こすと、周囲の年配の方が制度や社会通念、一般常識を持ち出してきて、若い人の活動が制限されたり水を差されてしまったり、ときには中止に追い込まれてしまう。年配の方は、単純な人数でも経験の面でも絶対的に優勢である。しかも制度や社会通念は多くの人が共有している常識なので論駁できる隙がなく、年配の方の助言に終わり対話が成立しない。
このような状況を一面的に見ると、若い人が「何をやっても無駄だ」と観念してしまい大人しくなってしまうのも無理がない。年配の方は良かれと思ってアドバイスをしているという面もあるが、これからの時代に適応するための助言なのだろうか疑問である(と、少なくとも自分は考えている)。とにかく若い人は、制度に従って生きるのが精一杯で、未来を見つめる余裕がなくなってしまう。また、年配の方とうまくやるために口先だけがうまくなり、肝心の技術や能力が身につかないこともある。
一方で、非公式かつ生産性の低いコミュニティができてしまう。そのコミュニティでは制度に関する課題や問題点は提起されているものの、ただの悩みの共有と苦労の共感に尽きてしまい、現実的・具体的な解決策の提案には至っていない。夢を語っても飲み会の由無し事で済んでしまい、それを実現する手立てを得ることができない。仮に実現しようとする者が出たとしても、出る杭が打たれるがごとく計画の甘さを露呈され、すぐにプロジェクトが立ち消えてしまう。
以上を一言で言うと、年配の方は制度や社会通念に縛られ、若い人は制度や社会通念を知らない、という図式になる。
これを逆に捉えると、若い人は制度や社会通念に縛られない独創的な考え方をし、年配の方は制度や社会通念に精通し、アイデアを現実にするノウハウを各々持っている、と言うことになる。
つまり、若い人のアイデアを年配の方の知識や経験とマッチングさせ、現実的な事業として実現させる場があれば、函館から独創的な事業が次々と生まれることになると考えられる。このような事業ができるのは、若い人と年配の方の間の世代ではないかと考えている。いくつか散発的に出ているのは聞いているが、もっと集約させ「Startup商店街」のような形で(たとえば駅前などに)大きなインキュベーションスペースを設け、多くのアイデアと経験をるつぼの中に入れるがごとく流動させ、耕し、芽を出し、育てる場が必要なのではないかと思う。制度に従うでもなく、かといって好き放題するでもなく、制度をうまく利用しながら私達の暮らしやすい環境を作るためのプロジェクトが続々と生まれる"Structured Chaos"(構造化されたカオス)な場を提案したい。
***
このような捉え方もまた一面的かもしれません。様々な立場の方を交えた対話を重ね、有意義な議論になることを祈っております。帰省のため参加できなくてすみません。仙台でおいしい日本酒飲みながら、もしYoutubeLiveするなら眺めていようと思います。盛会を祈っております。
3.2. 「バス体系新案の懸念点」
(函館産にんじん( @tabininnjinn )さん)
3.3. 開催を振り返って
今後のわたし自身のための記録を兼ねて、お読みの方に役に立つことも万一あるかもと思ったので記しておきます。
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本来は1月2日から4日まで、3日間ぶっ通して行うイベントの予定でした。
後半の1日半でみんなで話し合った内容を「固定化された(SNSのように流れていかない)アウトプット」として60ページ程度で冊子(同人誌・コピー誌)を出してみようというアイディアのもと、進めてみました。
ところが会場の都合上2日間となり、思っていた数倍盛り上がり、当然2日内でこの冊子はまとまらず。休日を使いながら20日ほどかかってやっとまとめたのがこちらです。
2日間の終了後、2人の協力者に付箋に書いてある手書きの文字をデジタルのテキストに起こしてもらって本当に助かりました。他にも追記をいただいた函館すずめさんにも感謝しております。
また、わたしが話し合いのまとめで身動きが取れない中、SNSで話している内容をツイートしてくれたクロネル@まーさんにも感謝しております。
にしても、編集に時間がかかりすぎですね。(自分で言うのも変ですが)この程度の内容の編集に1か月もかかったのは、以下の理由かなと考えています。
- 最終的な落としどころを探るのに時間がかかった
- 出た意見を読みやすく書き換える作業の調整に時間が(以下略)
- 見た目を整えるルールの調整に時間が(以下略)
- 残ページ数が変わり、再度コンテンツの調整に(以下略)
まさにいま、一番下の作業をしながら書いているところです。
....さて、予想以上に盛り上がったのは先ほど書いた通りです。なので、今回は余計な部分を削ってまとめたり、今後もう少し進めやすくするための編集というのはほとんど行っていません。
というのは、まずは早く会場やTwitterに参加してくださった方に進捗をお見せしたほうがいいだろうという判断からです。(と言っても、取り逃した発言とかもあるはずですが...)
まずは皆さんに見ていただいて、何かしらの感想を持ってもらってそれをTwitterや次回に共有できればと思います。参加した皆さんなりのまとめを作るのもアリだと思います。見せあっても楽しいかもしれない。
そういうわけで、次回以降の話については、次のページで。
先ほど、クオリティにも言及しましたが、わたし個人で上げていくのは、時間的にも相当厳しいのは、この本文を見て「うわ文字多すぎる」「読みづらっ!」を直す時間が確保できないあたりでお察しいただきたいのですが、その点「ひどいから改善してあげるよ」という方はぜひお願いしたいです...
素材は公開にしてありますので、好きにコピーしていじってしまってください。
ひとまず出典(引用元)として「『函館の論点2019』( https://docs.google.com/presentation/d/1-P6-6fZcXjxwsJakqO7lvuzCTrfKbQZZi-62eNucGAs/edit#slide=id.g4b022a731c_0_52 )を利用」と文書内に記載してもらえれば。
(こういうのってCC-BYとかパブリックドメインとかにできるのかな?)
ちなみに今のところ出ている意見としては、
- 文頭にラベル代わりのアイコンを
- 意見
- 要望
- 不満
- 箇条書きは2行以上いかないように
- 主観的で情報量のない単語・文章をすっきりさせる
- もっと読みやすく文字間とかフォントとかを検討してほしい
- それこそSDGsの分類に合わせた分類にしてみては?
- デザイナーに手伝ってもらったら?
などなどです。引き続き意見も募集しています。
3.4. 次回以降の予定
今回は、参加者の皆さんが 「函館の論点2019」という単語から連想する内容を自由に話したり、書いたりしたものをストックしました。次回はそのストックを良い方に活用していくターンになるかと思います。
課題や問題点は多く出ました。問いかけも多く出ました。解決策や案もいくつかでています。これからはそれらを一つずつ検討して、現実的なものから順に、ぶっ飛んでいるもの(これも大切です)も時間をかければできそうならちょっとずつ準備をできるようにしていければと思います。
しかしなにせ数が多い。わたしだけでは影分身しても多分無理です。今後参加できる人の中で興味がある分野でチームを作っていかないとならないかもしれません。次回はそこらへんどうやっていくかも含めて話をすることになるかもしれません。
わたしも個人的に関われそうな分量でいえば、この中の1つの課題を1年ずつやって解決していく、くらいかもしれません。年に2つも3つもだとギリギリか、厳しいかもしれない。まずはやれる範囲でコツコツやっていくしかないかなと。
ということで、次回は(わたしも含めて)今後どの解決に関わっていくか、手伝っていくかを考える会にします。また興味があればお付き合いください。日程の告知はまた別途で。
3.5. 「Twitterで函館に関わるみんなの声を集めて同人誌にしてみた」
会場や生放送では話してましたが、せっかくなんで多くの人に見てほしいなと思うので、同人誌にします。1月20日の段階では、2月16日開催の「Chaos Festival Vol.27 in 函館まちづくりセンター」の追加募集がかかっているので、そこで出してみようかなと。(※結局日程の都合上断念、、、だれかブースに本置いてくれませんかね、、、)
ひとまず、頒布前に一度「TOLOT」( https://tolot.com/ )を使ってみようと思います。500円でA6(文庫本)サイズでフルカラー、表紙含めた64ページ(本文ページは60ページ)の冊子が作れるというかなりお得なものです。
基本的にはフォトアルバム用のものなのですが、要はJPEGファイルで投稿すれば大丈夫そうなので、それのテストも兼ねてやってみます。
この原稿自体は「Googleスライド」(MicrosoftのパワーポイントのGoogle版のようなもの)で、URLさえ知っていれば誰でも編集できるようにしてあります。それを一旦JPEGに書き出して、TOLOTに登録する流れになります。
コスト的には、コピー本にしたほうがお金かからなそうですけどね。まあラボなのでまずは色々試してみます。(同人誌即売会ではコピー本になるかもしれない。)
使い方としては、小脇に抱えていただいて、メモしながら使ってみるなどしてもらえると良いかと思います。
3.6. 2日間のタイムライン
ざっくりいつ頃に何が起こったかをまとめました。時間は正確ではないです。全然正確ではない。気付いて人は直してほしい...
2019-01-02 (1日目)
11:00 会場入り。参加希望者はみな昼過ぎに来そうな雰囲気だったのだけど、既に参加者が来ていて驚く。参加者に概要の説明をしながら一緒に設営を手伝ってもらった。模造紙を広げて、ペンと付箋を用意する。開始ツイートに「#函館の論点2019」をつける。早速世間話から課題の話が出てきたので、付箋に書き込み開始。机の上の模造紙にともかく貼っていく。その後、函館の交通クラスタのX-103も参戦。
12:30 腹が減ったので生協でお弁当を買う。安くてうまい。
14:00 この頃からクロネル@まーさんが来る。ライブツイートなんかもしてもらう。ここでTwitterが盛り上がり始めた気がする。
14:30 何人かの方が来てくれて勇気づけられた。時のきれいな参加者にツイートを付箋に転記するのをお願いする。多くて大変だったみたい。市民活動のサポートをしている希少な同世代の人とか、函館でプロサッカーチームを作ろうと燃えている人が来てくれておおってなった。函館に絶望しかけていたけど、一連のツイートを見て勇気づけられたという高校生も来ようとしてくれたけど、Facebookイベントページのタイトルの方は「ジャンボラボ ~ひたすらしゃべる・飲む・寝る正月編~」という具合に酒を連想させてしまったので、親からストップがかかり泣く泣く来れずということだった(結局日中は飲まずに終わった。さすがに夜は飲んだけど)。YouTube Liveで生放送開始。
16:00 近所の朝食屋さんが登場。引き出しが多すぎてビビる。
18:00 TUNEさんのバータイムがスタートしたので、さすがにお酒を頼むことに。ビールがうまい。ここでインテリパワフル経営者こと桜子さんが登場。SDGsをいち早く取り入れた北斗市スゲーって話とか、コスタリカと函館を繋ぎたいねという話を始めたら朝食屋さんと桜子さんとの即席対談番組が出来上がり止まらなかったので、その裏で静かにまとめ作業に入り始める。
22:00 まとまらない。。ので1日目はいったん終了。明日があるので早めに上の階のゲストハウスに泊まって終了。イビキがすごいのでドミトリーではなく個室を選択。あったんだ個室。
2019-01-03 (2日目)
09:00 向かいの雨宮館で朝風呂をキメて、生協で昼飯の買い出し
10:00 2日目スタート。溜まった付箋を貼りなおすがしっくりこない。ともかくTwitterの振り返りを行うことにした。
12:30 クロネル@まーさんが最近富岡から湯川に移転した「たこ焼き菜々」さんでたこ焼きを買ってきてくれる。うまし。と思ったら店主の方も #函館の論点2019 でツイートしてくれてた。嬉し。
13:00 記憶が薄まっている。。生放送しながらひたすら経緯やら書き込みの内容の解説をしたり話したりふせんに落とし込んでこの時のメンバーとはもう少し別の機会でゆっくり話したい。。
16:00 まとまらないので、再度ふせんの整理。模造紙も壁に貼る。なんとなくカテゴリの構成ができあがる。
17:00 模造紙の写真をちゃんと撮ってから片付け開始。
17:30 片付け終了。お疲れ様でした。
18:00 近くの酒屋「イチマス」さんで友人がいるというウワサを聞いたので行ってみたけど、さすがにもういなかった。南部せんべいを買って帰る。ちなみにこのお店の会長さん、函館市に2012年に3億、2017年に4億、2018年に2億円を寄付したスゴイトコロ。どう使うんだろう函館市。ちなみに太陽グループの社長も大門・駅前のために2018年に1億円寄付している。結構知らない人多そう。
19:00 ラーメン食べながらTwitterの書き込みみて、「これ、とりこみ切れるかなあ」など独り言を言いながら編集開始。テキスト起こしが厳しそうなのでヘルプを出したらやってくれる人が2人もいてくれてほっとした。それでも1日ではできなかったわけだけど。
20:00 函館蔦屋書店のスタバに移った...と思ってたら職場(コワーキングスペース)で作業をしていたっぽい。あまり覚えてないが。。27時までいて、27時半に帰宅して寝た模様。完成はせず後日に延ばすことに。
3.7. 個人的にできそうだなと思ったこと
参加した皆さんも、そうでない人もですが、ここに書いてある内容を元に、それぞれ活動を始めてしまっても良いかなと考えています。
こういった場で仲間を探し、ちょっとの違いから意見がぶつかり対立することもあります。それをトラウマに感じて「もうやらない!」と言う人も出るかと思います。相性もあります。
ただ、こういうことは基本起こりますし、百発百中とはいきません。色々な活動だったりを行っていくうちにたまーにヒットが出るくらいなので、気楽にいく形でどうでしょう。
ひとまず、100発のアイディアのうち、年間1発でもヒットすれば名打者、くらいの気持ちで私はいることにしています。
仲間探しはTwitterやFacebookでハッシュタグ #函館の論点2019 を使ってみていいかなと思います。
今回出た話の中で、個人的な興味がある領域から妄想したのは、「利用者から公共交通にフィードバックをまとめて送る団体を作ってみる」「みんなでWikipediaの函館にまつわる記事の編集をしてみる」あたりなら、どなたか一緒にやっていただけるということであれば何かできそうです。
でも他にもたくさんやれそうなこと、やったほうがいいことがあると思いますので、それぞれ良い感じになればなと...(適当)
3.8. 最後に
最近気に入っている言葉に"What's next?"いうのがあります。要は、単独の取り組みで終わらず、どんどん連鎖していくような活動をしていくための問いかけですが、まさにこの企画も、羅列だけして終わりにするには寂しすぎるので、どうにかしていきましょう。
次はもうちょっと具体的に何をしていけばいいのか考えられればと思います。それではまた。
3.9. 奥付
タイトル名: 1月段階の #函館の論点2019
サークル名: ジャンボラボ
著者・編者: ジャンボ/手羽先上司@deckeye
Special : 「 #函館の論点2019 」当日参加者の皆様
Thanks 「 #函館の論点2019 」Twitter参加者の皆様
高校同期Mzkm氏
発行日: 2019年2月4日
発行責任者: ジャンボ(中村拓也)
Twitter: @deckeye
Facebook: @TakuyaNakamura0138
印刷会社名: 株式会社TOLOT(オフセット本版)
株式会社函館ラボラトリ(コピー本版)
Creative Commons 4.0 CC-BY 検討中
第XX部 今後載せる予定の文や案
ばらばらと。
3.1. 「前提」についてもう一度考える
ここで議論されてきたことが今後の議論の前提になるかもしれないので、もう少しまとめておきたいのが正直なところですが、まとめきれないかも。私見ですが以下に書いてみます。
■市役所職員に話が通じない・反対される件
⇒説明する側の力不足については一旦除外することにして、この問題は、単純に職員の知識不足や経験不足なことと、そもそも市役所職員に持っていかないほうがいい(職員に頼らないほうがいい)話だ、という2つの原因が考えられます。
1つ目については、2~3年で配置転換されてしまう組織内で、情熱が必要な取り組みを行っていくには、知識と経験を積んでいくのはなかなかしんどいものがあるということです。できれば5年から7年くらいは一緒に進んでいってもらいたいし、後任に引継ぎをしてもらいたいところですが、、、
2つ目は、もう役所にはお伺い立てないで俺たちでやってしまって、本当に必要な時だけ助力を乞おうぜ、というものです。承認プロセスから、なかなか先行投資が難しい機関ではあるので、そのあたりは後で怒られるかもしれないけどやってしまおうぜと、そういう勢いも必要なのかもしれないと考えます。
■年上の人たちが潰してくる問題
⇒市役所職員同様、知らないことを知ったふりして否定してくる場合も「あるある」なので、気にせずやるしかないのかなと。。。すみません、だいぶ脳ミソがとろけてきた気がします。
3.2. 今後の話
今回のコーナーでは、できるだけ話に出たものを列挙してみました。色々議論についても深めていけるのではとも考えましたが、全部ジャンボ一人でやるにはさすがに「仕事を辞めるのでみんな養って~」レベルのことになりそうなので、ちょっとできる範囲で今後の可能性を探っていこうともいます。
ひとまず、今回の話を元に、"私が"話を発展させて行けそうなものを列挙してみます。他の方も、これを参考に動いてみることをオススメします。ちなみに私の判断基準は、「面白そう」で「地域に役立ちそう」で「早いうちに変化が確認できそう」なことです。若干例外はありますが。皆さんも皆さんなりに列挙してみてもらえると、結構楽しいことになるかと思います。SDGsの項目とにらめっこしながら行うのも面白いですよ。
さて1つ目ですが、「公共交通」です
2つ目は、「サブカル」です
3つ目は、「2030年までの目標設定」
それに付随して、物流について考えます。
次回も冊子を作ろうと思います。コーナー案としては、「函館アイディアボックス」として、今までに出たアイディアにフォーカスを絞り、まとめを行っていきます。「函館グッドニュース」「気付かなかった、対応済みのところ」など。
物流改革
「Amazonで買ったものが、翌日に届かない」と大都市生まれの人が函館で嘆きます。
また、本が発売日に届かず、2日後という話も聞きます。
「しょうがないじゃないか」とか、「無いものねだりしてもなあ」と思うこともありますが、少し前傾姿勢で考えてみます。
見聞きした話ですが、釜山が参考になるようです。
それは、港の係留費用を安くすることにより、関連する施設の利用料、下船してその場所での消費の増大などが望めるようです。また、津軽海峡は通る外国船も多く、チャンスとなります。
また、札幌以外にも荷下ろしができる場所が増えることで、トータルの輸送コストが下がり、クオリティが上がるのも期待できるかもしれません。
2.1. 観光 まとめ
多くの意見が集まりましたので、実現可能性が高そうなものを勝手にピックアップします。
市民割の提案があったことが気になりました。観光客が多くて避けがちな方も多い観光地ですが、確かに地元の人が楽しめる施設でもあるわけです。
夜景についても意見が出ました。見せ方、見る場所などを変えてみても楽しめるのが夜景ですよね。函館山から夜景を見た場合、夏場でも結構冷えるので、その点ちょっと長く見える工夫などもあったほうがいいな、なんて考えていました。ラッキーピエロでおなじみの王未來さんは、冬に夜景関係のイベントを函館山でされています。毎回予定が被ってしまうのですが、今年は行ってみたいです。
それと、そもそも「函館が観光で何をしたいのか?」「観光客が函館で何をしたいのか?」という問いもありましたね。。。
とにもかくにも、分量が多すぎるので、これだけで3日間はぶっ通しで語り明かせそうです。個別で改善できるところに対処しっつ、全体的なプランを練っていけるようになるといいのかもしれませんね。本書も参考に使ってもらえると更に嬉しいです。
⇒観光をテーマに話を進めても行けるし、個別についても解決すべきことが多い
2.2. 情報 のまとめ
市内でのイベント数は多いはずなのに、興味がある範囲のものさえも見逃すことがある。要するに情報を発信したい人と受信したい人との間に何かギャップが生じている。
イベント情報でいうと、新聞各紙、函館市の運営する「Festival Town」のWEBサイト、有志で運営しているWEBサイト「函館イベント情報局」、函館市地域交流まちづくりセンターが発信しているイベント情報ブログ、函館市文化・スポーツ振興財団が発行する「ステップアップ」、その他「Facebookイベント」や「Peatix」、「connpass」や「こくちーず」などのWEBサービス経由で募集をかけているところ、公式WEBサイト上のみでしか告知していない小規模なイベントを含めると、これらの情報を完全に網羅しており、データの活用がしやすい仕組みはおそらくない。
ただし、世界中のイベントデータを収集している「All Events in City」というWEBサービスがある。こういったものを活用するか、新たに設けるかは悩みどころではある。
各国語の表記に関して、行政は対策しているが、民間が行えていない場合がある。その場合は何かおせっかいでも焼いてもいいのかもしれない。。
また、函館の王道ではない観光形態、例えば雨や雪の中楽しめる場所だったり、朝の観光スポットだったり、そういった情報は地味に必要とされそうな気がしている。
2.3. 文化 のまとめ
コスプレイベント、音楽イベントについて、私も参加したことがあるのですが、一人で行くとどう振舞っていいのかわからず結構挙動不審だったかも。。それでも参加者の皆さん楽しそうで、もっと函館の色んな所を使って楽しんでもらえたらいいなあと思ってました。もっと盛り上げるにはどうすればいいか、僕にもわかりませんので、まずはもう少し色々関係者・経験者の話を聞いてみたいなと。
【すずめ】
サブカルについて、私なりに論点を下記のようにまとめました。
全部反映できないでしょうけれど、参考にしてみてください。
◆サブカルまちおこしについて
- 色々な映画やアニメの舞台となっているのに市が協力的ではない(T)
- 聖地巡礼・キャラクター目当てに函館にきているのは、神尾観鈴(AIR)、薄桜鬼、鉄道むすめなど(T)
- 函館を舞台とした漫画として「ゴロセウム」「スマイリング!」など(T)
- サブカルには当たりはずれも大きい、キャラクターでまちおこしはできないという声も聞いている(T)
- 過去にノエインの聖地巡礼を盛り上げようとしたこともあるが、ノエインは全国的な知名度が低く、函館ではオンエアされていなかった(T)
- 今は、聖地巡礼が一つのスタイルとなっていて、爆発的ヒットでなくても聖地巡礼をコンテンツとして使える(T・補足)
- 例として、弘前市の「ふらいんぐうぃっち」(T)
- ラブライブ!サンシャインはCDの売上、ライブの動員力など爆発的な力をもっていて、のっからないのはもったいない。地元ラブライバー、菊泉さんは聖地巡礼の受け入れにがんばっている(T)
- 誰かに期待しても動きがにぶいのであれば、自分達で動くしかないのでは?(T・複数意見の集約)
- メインカルチャー(歴史・食)をしっかりつくっておけば、サブカルは後からついてくる(T)
エコエネルギーの街
津軽海峡の海面の上下運動を使った潮力・水力発電
恵山を利用した斜めボーリング地熱発電
恵山の風車の小型化
太陽光を含む蓄電施設の開発
マグロ・ウナギ等養殖施設兼海上風力、潮力、水力発電施設の設置
どちらかというと、今後の函館のブランディングの話のように思えます。別途ブランディングの項を作ったほうがよさそうですね。
「函館バスって良くなったよね」
LED方向幕職人さんいいよね。新函館北斗駅のもすごい。
運転手さんの対応の改善:「このバス○○に行きますか?」
⇒2005年:(運転手さんがそっぽ向く)
⇒2010年:「行がね。」
⇒2015年:「行かないから、次に来る○番に乗ってください。」
当時の市営バスと全然クオリティが違ったが改善。
ボタンを押して、運転席の横に行かないと止まらない
バス停に止まらずスルー(1回だけ体験)
定期券ノーチェック⇒ICカード化でチェック不要に
21系統だけ湯倉神社スルーのままだった問題⇒改善
公共交通全体
【新都市病院前→五稜郭】
151系統。バスロケでは2つ前のバス停を出発したはずなのに、10分待っても来ない。
もう一度検索したら9つ前のバス停を発車したとのこと。バス後退したみたい。存在しないバスが出てくる感じ。
発車時刻とか予定時刻とかのデータが揃ってない塊が出てくる。
Twitterからも公共交通の問題に対する指摘は多かった。
前提として自家用車の利用を卒業しようという論調です。これをベースに、本数の少なさ、路線の複雑さやバスロケなど情報伝達の話、おもてなしのレベルなど。
皆さんの声もあり、遅くはあるけど、確実に改善してきてはいるのかも?もう少し声が届くと良いなあと。。
函館バスさんから話を伺うと、予算面で厳しいという。補助金が付くタイミングで機材の更新などをしているということだ。
それ以外の技術的、人的サポートは、仕事とは関係なくしたい人は多いはず。ただ、データのリスクの大きい部分を扱うため、そのあたりの責任の持ち方をはっきりしないとお互いやりにくいようにも感じる。
若者の雇用拡大
サラリーマン農業従事者(週休2日)
水産資源に関わる仕事(イカ・鮭・カニ・ホッケ高い/ホタテ・牡蛎安い/新食材:ガコメ昆布・ブリ)
行政による地産地消の取り組み、ブランド化
自分も32歳の若者なので、自分も若者だと思っているので違和感を若干感じるが、、
外国人雇用
サブカル・コンテンツ産業に
市が協力的でない
下海岸にスポットライトを
イベントの情報が必要としている人に届かない問題
今、壊れそうな建物
実は実現済み
函館のロードマップを作る
厳密に守るというよりも、楽しくクレイジーに。
世代間問題
パワハラセクハラ、データが示す結果を受け止めず感情論で語る、、、などなどの人たちが会社のトップな会社があるという報告をいくつか耳にしました。
地域内消費を高めるには
中村でもできそうなこと(1人では無理)
今後調べてみたいこと
専門家にチェックしてほしいこと
意外だけど収入源
競馬。JRA(中央競馬)では最北端。道外からの客も多い。もちろん宿泊して飲んだりもする。
実は誇れる函館の技術
競馬。JRA(中央競馬)では最北端。道外からの客も多い。もちろん宿泊して飲んだりもする。
闇のコンパクトシティ
参考資料
「英国一家、日本をおかわり マイケル・ブース」
「“新しい「好き」”が生まれる場所へ僕たちが舵を切った日々のこと。: 「函館 蔦屋書店」ができるまで 梅谷 知宏」
そのほかこんな意見が出ました
今後の展望
おまけ
参加メンバーによるプロフィールとコラム集
函館のブランディングについて
これまでに出た、函館のブランディングに関わりそうなものを抽出してみました。
エネルギー先進地
国際都市(名目上から実質へ)
この中から、年に1つでもいいので、集中して改善することを決めて、取り組んでいきたいというのが、中村個人の目標ではあります。