Hack For Japan 及川さん、冨樫さん対談(1/4)

Hack For Japan 及川さん、冨樫さん対談(1/4)

「技術はひとのために」

ネットアクション・新サイトの最初の記事は、Hack For Japanスタッフの、及川卓也さんと冨樫俊和さんの対談です。まずはおふたりのプロフィールを簡単にご紹介します。

及川卓也さん

及川卓也さん

 

 

小さいころから木登りなど身体を動かすのが大好きで、勉強も楽しんで学ぶタイプ。子どもたちの教育にも関心が高く、今の教育現場はもっと楽しみながら学べるようにすべきと考える。例えば、「情報」について学ぶ際も、校庭で数字のゼッケンを付けた生徒が「数字の小さい順に並んで」と言われ試行錯誤をするなかで、ソートのアルゴリズムを体験するなどの工夫が欲しいという。

高校時代はギターに熱中。今は、自分より若い技術者が、社内社外関係なく集まり、のびのびと楽しむことができる環境づくりに注力する中で、自分自身も楽しんでいる。オープンソースが広く企業や自治体にまで使われるようになった時代の技術者として、オープンに語り合って、ものを作っていくことの重要性を説く。
従来行ってきた、ハッカソンやアイデアソンなどの活動を、被災地支援に使えないかと、Hack For Japanを立上げた。

 

「ハッカソン」とは ・・・・・

「Hack」と「Marathon(マラソン)」を組合せた造語。プログラマーが一堂に会し、予め決められたテーマに基づき、チームに分かれてソフトウェアをその場で開発し、最後に発表・講評し合う。

「アイデアソン」とは ・・・・・

「Idea」と「 Marathon」を組合せた造語。ハッカソン同様一堂に会し、チームに分かれてテーマに基づきアイデアを出しあう。プログラマー以外のメンバーも参加。

 

及川さんの詳しいプロフィールはこちら

 

冨樫俊和さん

冨樫俊和さん

 

 

子どものころから家業の伝票整理の手伝いをするなど、会計や商売を身近に感じて育つ。今は大手になったIT企業がまだベンチャーだったころに入社。現在はIT開発企業やITエンジニアの支援を担当する部署のリーダー。「支援とはリレーションシップ」をモットーに、技術者・開発者との関係づくりに全国を飛び回っている。
Hack For Japan立ち上げ直後に、及川さんからTwitterで参加の誘いを受ける。技術者中心のHack For Japanに冨樫さんが参加したことで、行政機関などとの調整や、技術者以外とのリレーションづくりに大きく貢献。

 

なお、Hack For Japanの活動については、下記のページをご覧ください。

「Hack For Japan」とは ・・・・・

「Hack For Japanの軌跡 – Japan Innovation Leaders Summit 2011 8.6 satから」

Hack For Japan 「コードでつなぐ。想いと想い」

 

対談は2時間半の長丁場で行われました。テーマごとに3回に分けてお届けします。(この対談は、2011年12月20日に行われました。)

 

(取材日:2011年12月20日 ネットアクション事務局 村上文洋)

 

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
This article( by ネットアクション事務局 )is licensed under a Creative Commons 表示 2.1 日本 License.

 

 

Hack For Japan 及川さん、冨樫さん対談(2/4)

Hack For Japan 及川さん、冨樫さん対談(3/4)

Hack For Japan 及川さん、冨樫さん対談(4/4)