南高梅の接ぎ木の仕方について紹介します。

接ぎ木する元となる台木に、実りのいい南高梅の木の枝(穂木)を接木するというものです。より強い台木に接ぎ木することで、南高梅をよい環境で育てることができます。

 

🌸接ぎ木の流れ🌸

①接ぎ木する枝(穂木)の節のような部分から新芽が出てくるため、それらが外向きになるように斜めにカットする。裏も少しだけ斜めに切る。

②もととなる木の表面に切り込みを入れる。

③接ぎ木する枝のカットした面(形成層)ともととなる木の皮の部分をひっつけるようにしてさし込む。

④「メデール」というテープを使用し、木と枝の間に水が入らないように、また動かないようにぐるぐる巻きにする。本の部分は特に5,6回、芽の方と上は2回くらい巻く。

 ※「メデール」を使用すると、芽が出たとき勝手にテープが破れてくれる。

 

南高梅は自家受粉ができないそうなので、このような接ぎ木作業はとても重要なものであることが分かりました。